子どもに絵本を選ぶとき、どんな絵本がいいのか迷ってしまいますよね。
私もその一人で、図書館や書店を徘徊しながら、
我が子が何回も手に取ってくれる絵本を探しています。
絵本の定期配送サービスはこれまで利用してこなかったのですが、
今回、幸いにもワールドライブラリーさんの絵本配送サービスを体験することができました。
もともと持っていたワールドライブラリー出版の絵本も合わせて、
子どもの反応を観察すると、ちょっと面白い発見が。
今回は、絵本の配送サービスを初めて利用した私が感じたことと、
1歳半を過ぎた子どもと200冊の絵本を読んで気づいた、
他の絵本との違いもあわせてお伝えできればと思います。
絵本は本屋さんで買うもの、と思っていました。
WORLD LIBRALY Personal ってどんなサービス?
ワールドライブラリーパーソナルは、こどもの成長にあわせて選書された世界の絵本が届くサービスです。
月額1,300円(税込送料込み)で、翻訳された世界30カ国の絵本が毎月1冊届きます。
他の配送サービスと大きく異なる点として、
海外の絵本のみが厳選されていることや、
単品で買ったら高額になりやすい仕掛け絵本がラインナップされていることが挙げられます。
絵本のラインナップ
例えば、1歳向けの絵本はこんなものがあります。
1歳0ヶ月:birthday はじめてのえほん baby sees
あかちゃんの視覚の発達を研究して作られた、はじめてのえほん baby sees シリーズ。
ドットや太線で構成されたデザイン、はっきりした配色にあかちゃんが惹きつけられます。
似たような配色の絵本を日本で探すと、
「じゃあじゃあびりびり」(まついのりこ作・絵)や
「もいもい」(市原淳作、開一夫監修)がとても人気です。
はっきりした絵本はほんとに見るよ!
この本の特徴として、海外の言葉が含まれているページがあります。
赤ちゃんの頃はわからなくても、
きっと物心がついた頃に、「これはどこの言葉?」と興味を持つのではないでしょうか。
1歳1ヶ月:パンダ はんたいことば
自然に生息する、かわいいパンダたちの姿を収めた絵本です。
一般的に、反対語を言えるようになりはじめるのは概ね3歳ごろからとされています。
言葉が「反対」だと気づくのはもっと先かもしれませんが、
パンダの自然な姿に癒されながら、「はらぺこ」「まんぷく」を知ることができるかもしれません。
動物園とはまた違った姿のパンダがいい!
1歳2ヶ月:faces はじめてのえほん baby sees
あかちゃんの視覚の発達を研究して作られた、はじめてのえほん baby sees シリーズ。
かわいい動物たちの顔とドットや太線で構成されたデザイン、はっきりした配色に夢中になってしまいます。
あかちゃんがみんな大好きな鏡のしかけがついています。
鏡がついたボードブックは珍しいのではないでしょうか?
1歳3ヶ月:すてきな うちゅうへ
宇宙にはキラキラ光る星や、色あざやかな惑星がいっぱい。
さあ、大きく絵本をひろげて、いっしょにロケットでとびたとう。
0-2歳のお子さま向けのキラキラ光り大きく広がる折りたたみ絵本です。
「これをみてからこどもが宇宙に興味を持った」との口コミも!
宇宙を扱った本は難しいものが多いなかで、これは好きになりそう!
1歳4ヶ月:ライオンさん、ヘアサロンにいく!
ページをめくるたびに、お洒落なライオンさんに変身!
ライオンの顔はそのままで、どんどん髪型が変わる!楽しいしかけ絵本
1歳5ヶ月:アニマルズ
北欧の人気イラストレーターによるスタイリッシュな絵本。
かわいいミーアキャットから、すましたフラミンゴまで、32種の動物たちと個性的にデザインされたタイポグラフィ。
1ページごとがそれぞれ完成されたポスターアートのよう。
1歳6ヶ月:あおいよるのゆめ
スライド式のしかけを指で動かして遊ぶボードブック「ちいさな ゆびで」シリーズ。
夜空に星を浮かべたり、チューリップの花を咲かせたり、空に虹を描いたり。
1歳の誕生日に、プレゼントでいただいた本。
はじめは指でうまく仕掛けを動かせませんでした。
1歳2ヶ月ごろに自分で動かすことに成功してから、
青いページが白くなるまで何回も遊んでいました。
切り抜きが細かくて、仕掛けには大人も驚きました!
1歳7ヶ月:うみのいきもの
海の生き物たちを探してみましょう。
スライド式のしかけをひっぱると、探していた生き物が出てきて、海の絵柄が大きく広がります。
きらきら光る箔押しがいっぱいのボードブック。
今回、サンプル提供でいただいた本です。
本いっぱいに絵が描かれていて、色づかいがとても素敵です!
少し近づいて視界いっぱいに本をひらくと、まるで海の中にいるような没入感が出てきます。
子どもは仕掛けを引っ張って「タコ!」と言えるように。
まだ、海の生き物のお見送りを見ることはできませんが、いつか気づく日が楽しみです
1歳8ヶ月:よるのクロネコ
クロネコは、とてもこわがりです。
夜になったら家から出ないようにしています。
だって、足の裏から耳の先までまっくろなのに、夜に迷子になったら、きっと誰からも見つけてもらえないから。
でも、ねえさんたちみたいに夜の森に出かけてみたいな…。
1歳9ヶ月:タルタ・ルギーナのおうちはどこ?
ちっちゃなカメのタルタ・ルギーナが、歩いて近所を見てまわります。
いろいろな生き物がいろいろなすみかにくらしていることを知り、最後にたどりついたのは…。
丸い窓の穴が空いたボードブック。
だんだん穴が小さくなるのが面白いとの口コミも発見しました。
1歳10ヶ月:ようせいたちのもり
スライド式のしかけを指で動かして遊ぶボードブック「ちいさな ゆびで」シリーズ。
りんごの木に赤いりんごをたくさん実らせたり、雪を降らせたり、森に隠れている誰かを見つけたり。
1歳11ヶ月:たね
種は土の上に寝ているだけで、なにもできません。
「きみは おおきくなったら なにに なるんだい?」とミミズが聞きました。
でも、種にはわかりません。
太陽や雨をあびて、やがて種はなにになるのでしょうか?
配送の流れ
毎月15日以降になると、自宅の郵便受けに梱包された絵本が届きます。
届いた第一印象としては、「商品の状態がすごくいい」と感じました。
書店で絵本を光に当ててよくみてみると、
表紙が少し凹んでいたり、小さな傷がついていたりしますよね。それが全然ないんです。
紙を郵送すると、どうしても擦れてしまうと思っていたので、
書店で買ったときはあまり気にしていませんでしたが、
この新品具合が、なぜかとてもワクワクさせてくれました。
WORLD LIBRALY絵本の魅力
今回、絵本に触れてみて、いくつか感じたことを紹介します。
デザインや色づかいが楽しい!
海外製の絵本は、私たち大人が慣れ親しんだ日本のデザインとはちょっと違います。
絵本に登場する魚の目が黒い点になってたり、外国らしい適当な部分もあれば、
「こんな画面一杯まで色を分けて塗るのか」とその細かさに驚かされる場面も。
大人はどうも文字を読んでページを進めたくなりますが、
よくみると、水の中に差し込む光の太さや、夜空の星の形がひとつひとつ違います。
そしてどうやら、子どもは何回も何回も本を読むうちに、
その細かな違いに気づいているようなのです。
子どもを観察していると、私自身も絵を細かくみて、
絵本の世界に引き込まれるような感じがしてきます。
手元に残ることが嬉しいと思えるラインナップ
中には、「まだ難しいかな?」と感じる本もあります。
ですが、手元にとって感じたことは、
成長とともに新しい楽しみ方を見つけられる本が多いような気がしています。
実際に、あおいよるのゆめでも、
はじめは仕掛けを動かしているだけでしたが、
最近は夜空の月を見つけて「ムーン!」と指差すようになりました。
ムーン!ムーン!
文字で語りきれない発見がたくさん秘められているので、
今は難しい本でも、楽しめるタイミングが絶対どこかで来そうな予感がします。
その時に、手元にあってほしい絵本ばかりです。
おわりに
ワールドライブラリー絵本の配送サービスの体験談を紹介しました。
最後に、ワールドライブラリーさんの絵本一覧のページをリンクしておきます。
絵本に興味がある人は、こちらから探してみてくださいね。