【おうちの安全対策】子どもをケガから守る!リビングで過ごすための部屋づくり

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子どもがハイハイをするようになってから、家の中でありとあらゆる危険なことをやってしまうようになりました。

0歳の頃はベビーサークルを購入し、安全地帯にしていました。

しかし、つかまり立ちをするようになると、「ここから出せ!」と言わんばかりにヤイヤイ泣いてしまい、すぐに別の手段が必要となりました。


最終的に、我が家ではリビング全体を安全地帯にすることで、子供はのびのびと過ごせています。

子どもだけでなく、見守る親も安心して暮らすための方法について、調べたことと、実体験をまとめます。





数字で見よう!子どもの事故

 実際に、同じ年代の子を持つ家庭でどんな事故が起きているのか調べてみました。


東京消防庁が令和3年に発表した「救急搬送データからみる 日常生活事故の実態」から一部引用させていただきます。

1年間のうち都内で救急搬送された人数の合計と、その理由が記載されたものです。


「落ちる」:0歳児はベッドから148人人の上から108人転落し搬送。1歳児は階段から158人が転落。
「ものが詰まる等」:0歳児は441人が包装やタバコ、おもちゃを飲み込み搬送
「はさむ」:1歳児は32人がドア等に指を挟み搬送




例えば、“人の上から転落”する状況をイメージしづらい方もいるのではないでしょうか。


私自身も、深夜の寝かしつけに疲れて座ってウトウトした時に落としてしまい、ヒヤリとしたことがあります。

我が家なりの効果的な寝かしつけの方法を見つけて改善しましたが、それまでは毎日悩みの種でした。


ドアや家具に指を挟んだりした場合、指を切断する事故も起きています。


平成30年(2016年)版の同じ東京消防庁のデータでは、
0~4歳のうち18人が指を切断しているようです。うち半数以上がドアによるとのこと。


なお、令和3年(2021年)の人口動態統計を参考にすると、
1年間で、0~4歳の子どものうち、転倒・転落で9人、窒息で67人、浴槽で溺れて12人亡くなっているようです。



まずは、危険なところに行かせない対策を!

親の目の届かない範囲で事故が起きてしまうと、気づくのが遅れてしまいますし、何があったのかを把握するのも難しいです。

かといって、常に子どもから目を離さずに生活するのは、とても大変です。


そこで、できるだけ目の届く範囲で生活してもらうために、危険地帯には侵入させないようにすると親も安心ではないでしょうか。


いくつか屋内で危険になりやすい場所の例を挙げました。



キッチン

前述の令和3年度版の東京消防庁のデータでは、
都内に住む0-4歳の子ども352人がやけどで救急搬送されています。

子どもがそばにいる状態で調理するのは危ないです。

それだけではなく、ガスコンロをいじったり、食器や調味料などを片っ端から引っ張り出します。
安全面もそうですし、片付けるのは100%親の仕事なので、単純に嫌ですよね。


対策として、キッチンはリビングと繋がっている家庭が多いので、
ベビーゲートや柵などで侵入を防ぐことで、子どもから離れ過ぎず、適度に距離をとることが可能です。

別の記事で具体的な方法をまとめています。

関連記事:こどものキッチン侵入を防ごう!侵入防止柵をタイプ別に紹介



窓・ベランダ

階段の上り下りが大好きな子どもは多く、転落事故も多く発生しています。

また、ベランダのように高い所からの転落は、特に重傷者が多いようです。

対策としては、補助錠を取り付けることや、ベランダに出ないための柵を設置することがあります。

転落対策の詳細は、以下の記事でまとめました。

関連記事:こどもの転落を防ぐ!窓やベランダの転落対策グッズを紹介



玄関

我が家の子どもは、扉を押して玄関から出ることはできますが、扉が重いため引いて入ることはできません


対策として玄関錠のロックを強固にする方法もありますが、
廊下に出てしまうとリビングからは姿が見えません。


そもそも玄関に行かないように、玄関につながる廊下に出ないためのドア対策は有効ではないでしょうか。

ドアを一人で開けないようにする対策は、こちらの記事でまとめています。
閉めっぱなしにするだけでなく、換気できる方法も紹介しています!

関連記事:【脱走・侵入防止】家を傷つけない!子供のドアノブ対策



リビングを安全地帯にするための5つのポイント

危険なエリアに子供が出なくなったら、いよいよリビングを安全地帯にしていきます。

転倒、転落、誤飲、感電、やけどの対策を紹介します!



転倒対策:転んでもぶつかっても痛くない環境にする

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2歳くらいまでは子供の歩きはふらふらですし、遊んでいる時は周囲のものに注意せずに動き回ります。

動いている大人にぶつかって、そのまま飛ばされることもあります。

なので、ガンガン頭をぶつけます。



また、重度の意識障害(GCS8点以下:つねっても目を開けないようなぐったりした状態)を伴うような頭部外傷を経験した子供は、
その後二次性のADHDの発症リスクが高くなるとの報告もあります。
参考:Secondary Attention-Deficit/Hyperactivity Disorder in Children and Adolescents 5 to 10 Years After Traumatic Brain Injury JAMA Pediatr. 2018 May; 172(5): 437–443.


ぶつからないように・転ばせないように、というのは難しいので、
転んでもぶつかっても安心な環境なら、ある程度は子供も自由に過ごせるのではないでしょうか。



家具の角をなくす

転んだ先に硬く尖ったものがあると、大人でも痛いですよね。子供も痛そうです。

床につまづいて前に転んだりもするので、転んだ先に角があって、目が当たったりすると大変です。

丸いデザインの家具だと子供がぶつかっても安心ですが、
買い換える必要はなく、コーナークッションで対策可能です。

ただし、子供が興味を持つと両面テープをはがして遊ぶので、目立たない色のものをお勧めします。

コーナーガード,コーナークッション,保護クリア大型ソフトPVC18個セット



転んだ時の衝撃吸収

子供は体重に対して頭が重たく、受け身を十分に取れないので、よく頭をぶつけます!


クッションは、好きな形に組み合わせるジョイントマットと、
要所要所に敷けるパネルマットがあります。


ジョイントマットは汚れを部分的に掃除できる反面、隙間からゴミが入りやすいです。
ですが、隙間を養生テープなどで固定してしまえば解決できますよ!



転落対策:テーブルを登らせない

子供はテーブルにのぼります。

高い所からの転落を防ぐために、テーブルまわりも対策しましょう!



ローテーブルは上れないようにものを置く

ローテーブルの場合、見た目は良くないですが、目を離しかねない場面ではテーブルに大きいものを乗せて上れなくするのも手です。

ヨギボーを乗せるだけで、意外と諦めたりします。万が一落ちても、危なくないものだとより安心です!


安全な降り方を教えて、実践できていた時期もあったのですが、やっぱりはしゃいでしまうと、足を踏み外してしまうことがあります。



ダイニングテーブルは、椅子に上れないようにする

ダイソーの荷造りロープでテーブルを一周すると、登らなくなりました

ダイニングテーブルは、高さがある分、椅子を足がかりにして登ろうとします。

対策としては、椅子をテーブルに固定してしまうのがお勧めです!



誤飲対策:飲み込めるものを見せない

普段口に入れないようなものでも、前触れもなしに突然かじっていることがあります。

かじっていないから安心していたコンセントプラグも、ある日突然チュパチュパし始めるのです。


子供は、39mm以下のものだと誤飲してしまうリスクがあると言われています。
トイレットペーパーの芯に入る大きさだそうです。

対策としては、子供に興味を持たせないことが第一かな、と考えます。


手の届く位置に置かない

だんだん成長するにつれて、手の届く範囲が広がっていきます。

ダイニングテーブルの上を背伸びしてチェックし、どんどん手前にあるものから手に取っていきます。


電池など、本当に危ないものは、基本的に手の届かない場所で保管するのがベターでしょう。


見せない収納+引き出しロック

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テレビ台下の収納など、どうしても手の届いてしまう部分もあると思います。

もちろん中身を入れない方法もありますが、賃貸など限られたスペースでは難しい場面も多いですよね。


そこには、引き出しに貼り付けて、ロックできる商品があります。

感電対策:コンセントを遊び道具にさせない

チュパチュパしたコンセントプラグをまた差し込もうとしたり、完全には抜けていないコンセントプラグを舐めた指で触ろうとします。


目立たないキャップをする

リッチェル ベビーガード コンセントキャップ R

コンセントの穴を塞いで、簡単に外せないようにすることで、対策ができます。
リッチェルのキャップは結構しっかりはまってくれますよ!


ただし、中にはコンセントキャップを外して誤飲した事故も報告されています。

なるべくコンセントと目立たないものを使用すると効果UPではないでしょうか。


カバーを設置する

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コンセントカバーを使うことで、挿しっぱなしのコンセントを覆うことができます。



やけど対策:触らせたくないものを囲う

例えばストーブや観葉植物など、子どもに触ってほしくないものは柵で囲うのもおすすめです。


おうちの安全対策で、快適な親子ライフを!

子どもが安全に生活できるだけで、親の安心感は変わってきます!

完璧にこなすのが難しくても、どこかイタズラポイントが減るだけで負担も全然違いますよ!


ぜひ、おうちのインテリアを見直して、育児を安全に楽しみましょう!