こんにちは。2人の子を持つかねのはしです。
記事に入る前に、私が実際に体験した、ヒヤリ・ハットを紹介させてください。
初夏に入った頃、子供を連れて実家に行ったときに、2階のリビングがやけに暑いなと感じました。
暑いので窓を開けようとすると、1歳半の子供がソファーにするすると登ってきます。
そのまま窓枠にのぼって、外開き式の窓のレバーを動かしはじめたのです。
もし誰も見ていない時に、レバーのロックが外れていたら、そのまま窓が開き外に落ちちゃうところでした。
安全対策を調べてみると、こどもの転落を防ぐためには様々な対策があることを知りました。
方法によっては、ちゃんと窓も開けれます!
そこで、今回は転落防止の安全対策について、簡単にまとめていきます。
子どもを転落から守りたい方、参考になれば幸いです!
こどもを転落させない環境をつくろう!
転落してこどもが亡くなる事故は、最新の2021年の報告では1年で8件報告されています(※9歳以下、令和三年厚生労働省人口動態統計より)。
同じ年に、平面でのつまづきで1人、階段からの転落で1人のお子さんが亡くなっていることをみると、高いところからの転落は重大な事故につながりやすい印象を受けます。
子どもから目を離さないことが一番安全ですが、
育児する一人の親として正直に言うならば、片時も目を離せないのは非常にしんどいです。
子どもは興味の対象をどんどん見つけます。
危ないことを注意しても十分は理解できず、
また、怒られないように親の目を盗んでコソコソとやったりします。
ならば、逆転の発想で、子どもが危ない目に遭わない環境をつくってしまえば、
放置とまではいかないまでも、親が怒る回数も減るのではないでしょうか。
怒るエネルギーを使わないだけで、育児の負担も減りますよ!
まずは、家具の配置を工夫する
東京都の公式動画チャンネル(東京動画)にわかりやすいものがありましたので、引用します。
この動画を見て我が家は衝撃を受けました。冒頭の5秒だけでもぜひ一度見てみてください。
高いところに登れるような、足場をつくらないことが大切のようです。
動画の室外機だけでなく、屋内であれば、窓と家具の隙間を60cm以上離すことで手が届きづらくなると解釈できそうですね。
なお、動画で子供たちが登っている塀の「110cm」は、建築基準法に則った高さとのこと。
6歳児は足場などなくてもすんなり登ってます・・。
ベランダなど危ない場所には、一人で行かせないように対策したいものです。
それを助けてくれるアイデア商品達を以下にまとめました。
窓の対策グッズ
フェンス・ベビーゲート
自分で設置できるフェンスタイプのものは、つっぱり式のものがほとんど。
以下に特徴をまとめました。
・窓の手前にフェンスを設置し、こどもをブロック
・常時設置しているので、鍵の掛け忘れがない
・鍵や開き戸のレバーの部分をフェンスで覆ってしまうと、窓が開けられなくなるものがある
→ネットタイプではなく、柵で対応
たとえば、窓枠につっぱるようなものはこんな商品があります。
上記のように、商品によってフェンスの高さや取り付け可能幅が異なります。
金属の「おとさんぞう」は格子の隙間から窓の開閉ができたため、実家の窓に設置。
窓枠の幅が225cmだったのですが、サイズ展開も豊富で助かりました。
また、つっぱり式よりも強固に固定したいなら日本ビルダーのマドモアセーフのようなはめ込み式の格子もあります。窓によっては使えないものもあるので注意!
唯一の子どもの窓の転落防止柵【マドモアセーフ】簡単取付なのに120kgの荷重にも耐える頑丈さ
窓に補助錠をつける
こどもの手の届かない位置に、ロックを追加することで、窓を一人で開けられなくできます。
・部品が小さいので、比較的安く手軽に設置できる
・勢いよく窓を開くと外れることがある⇨勢いがつかないように端に寄せて設置する
・頻繁に開け閉めする場合は、鍵の掛け忘れに注意!
たとえば、ノムラテックのものは厚さ3mm,楽天のほうは厚さ7〜9mmとなっています。
ノムラテックのものは薄いので、網戸のサッシに貼り付けられる補助錠です。
網戸が開かないことでベランダに出ることを防止できます。
ただし、網戸に寄りかかって、網戸ごと外れて転落した事故が報告されています。
網戸開けっぱなしでは油断できませんね!
大きめで粘着テープがしっかりしていると、窓を開いた時にも外れにくいです。
ベランダにネットを設置する
家庭菜園などで子どもとベランダに行く家庭は、こんな商品もありました!
ベランダからの転落防止ネット 【おとさんゾウ】 ベルト固定タイプ 4m幅
突っ張り式の支柱と、ネット下への潜り込みを防ぐフェンス固定具がついた商品のようです。
ベランダの幅に合わせて、ネットの長さも選べます。
口コミでは、ベランダのタイプによってはネットをフェンスに固定できない場合もあるため注意とのこと。また、ベランダにつっぱる天井がない場合は使用できません。
おわりに
こどもが安全に過ごせる環境になると、親の負担が格段に減ります。
簡単なものから取り入れて、快適な親子ライフを過ごしましょう!^^